-
Risako Yamamoto "Human Living" Book *pre order
¥5,000
予約商品
※こちらの商品は受注生産のため、発送が6月以降となります。ご了承ください。 Risako Yamamoto "Human Living" Cover diyed by 木霊 Published by Bong Sadhu 作家・山本りさ子氏のこれまでの主な活動を記録したアートブックをBong Sadhuより出版。表紙カバーの布は草木染師の木霊が手掛けている。 モノクロのみでまとめられノスタルジーさも感じるとともに彼女自身のライフスタイルや家族の変化などのパーソナルな部分も垣間見えるとてもあたたかみ溢れる作品集となっている。 Bong Sadhu Room 1周年記念の展示に合わせ作成しました。 クレジットは画像20枚目を参照ください
MORE -
わからないままの民藝 朝倉圭一
¥2,970
わからないままの民藝 【内容】 わからなくて、愛おしい。 飛騨高山の工藝店「やわい屋」の店主が“新時代の民藝”の姿を生き生きと綴った、これまでにない、新しい民藝エッセイ。 「わからないまま」は、「わかる」や、「わかった」よりもずっと信頼できる。 なんとなく、且つ、強く、そう感じている僕ですが、この本を読んでそれに自信が持てました。 生活者の体感と、博識な言語世界を縦横無尽に旅して、独特な感性で見つめるような朝倉さんの思索や活動は、それ自体が民藝のよう。さすが、民藝運動の父・柳宗悦が「旅の心を誘うところ」と言った飛騨国に生まれ育った人です。 ――星野概念(精神科医など) Cover 写真:表萌々花 【内容目次】 はじめに 第1章 民藝の百年を遡る ……百年前の若き日の民藝の先達が見つめた先にあった日常について 民藝はわかりにくい 民藝は誰のものだったのか それぞれの「健康」と「自然」 民藝の特性とありのままの暮らし もののない時代を生きた人々 発酵と祈りの国 「生活」は変わらないもの 第2章 飛騨高山と観光と民藝運動 ……飛騨地域における民藝運動の歴史について まちづくりと民藝運動 柳宗悦と飛騨――「飛騨国は旅の心を誘うところであります」 (1) 初めての飛騨 一九二五?二七 (2) 戦後の飛騨 一九三四?四八 (3) 最後の旅 一九五三 飛騨・民藝運動のはじまり 花森安治と飛騨――「おとぎばなしのような町」 飛騨民藝運動の父・日下部礼一が遺したもの 第3章 工藝店「やわい屋」の物語 ……自身の半生と「やわい屋」における日々について やわい屋前夜 民藝との馴れ初め 差し込んだ光と湯?み 僕らの古民家再生物語 我が家の完成 やわい屋のこぼれ話 仕入れたものは売るためのもの 日本民藝館に初めて行った日 「こんにちは」で迎える 第4章 現代に息づく民藝 ……これからの時代を共に歩む親しい同行者としての民藝について 見えないものへの眼差し 「ものづくり」に見る未来の姿 「待てる」関係の育み方 「いとおしさ」で?がる未来 「協力」「結合」「共有」の世界 利他と民藝 無事の民藝 あの日のとんかつは民藝だった おわりに 【著者略歴】 朝倉圭一(あさくら・けいいち) 1984年岐阜県高山市生まれ。民藝の器と私設図書館「やわい屋」店主。愛知県立芸術大学非常勤講師、飛騨民芸協会理事、雑誌『民藝』編集委員。移築した築150年の古民家に家族で暮らしながら、器を売って本を読んで暮らしている。松本紹圭『日常からはじまるサステナビリティ』(淡交社、2024年)に対談者の一人として参加している。Podcast「ちぐはぐ学入門」を不定期で配信中。
MORE -
民藝のみかた
¥2,970
民藝のみかた 【内容】 日本に四年滞在した東洋美術史の碩学が、〈民藝〉のすべてを工芸分野ごとに詳説。 民藝の精神から説き起こし、陶器、籠、漆器、玩具、織物、絵画、農家の建物、そして1950年代の民藝運動の隆盛にいたるまで。 日本の民藝の歴史を知るための最良の一冊。図版100点超収録。 附:鞍田崇「解説 いまなぜ民藝か」 本書は、日本の主要な民藝のあらゆる側面、特にその現状を知るための、よき入口を示してくれる。その内容は、民藝とは何かという初歩的な考察から、現在、日本で盛んになっている民藝運動についての説明まで、多岐にわたっている。読みやすく、よくまとまっているので、いつも手近に置いてすぐに参照できるし、図版の豊富さも多くの読者の興味を引くことであろう。著者はすでに東洋の芸術を扱った著作をいくつも発表しており、本書で取りあげるテーマを論じる資質を十分に備えている。――柳宗悦(「序文」より) 【内容】 序文 柳宗悦 第一章 日本の民藝の精神 民衆的芸術に対する新たな関心/民衆のための芸術/世界の民藝の現状/民藝研究の歴史/美と実用性/日常品の美/実用性と芸術性/庶民の芸術/民藝の精神/今も生活に根ざす民藝 第二章 陶器 日本の民藝陶器/小鹿田(おんた)焼/小石原焼/苗代川焼/龍門司焼/二川焼/白石焼/島根県の窯業/布志名焼/牛ノ戸焼/瀬戸焼/立杭焼/益子焼/東北地方の窯業/楢岡焼/小久慈焼/堤焼/本郷焼 第三章 籠と関連製品 日本の籠製品の位置づけ/九州地方の竹細工/東北地方と各地の品々/手漉きの紙 第四章 漆器、木器、金属器 漆器の歴史と現状/秀衡塗/さまざまな漆器/木器/金属器 第五章 玩具 民藝玩具の産地/民藝玩具の起源/玩具の種類/こけし/三春駒/獅子頭/きじ馬と笹野彫/張り子/だるま/純信とお馬/三春人形/虎と牡牛の張り子/藁馬/流し雛/招き猫/犬宮と三猿/手まり 第六章 織物 民藝織物の現状/民藝織物の素材/織物のデザイン/織りと染め/沖縄の民藝織物/沖縄の紅型(びんがた)/沖縄の絣模様/沖縄の縞と格子模様/丹波布/被衣(かつぎ)とこぎん/絵絣/浴衣 第七章 絵画と彫刻 民藝と芸術の関係性/大津絵の歴史/大津絵の特色/大津絵の題材/絵馬/彫刻と拓本/仏教美術との関わり 第八章 農家の建物 農家の建物の伝統/泰山荘の屋根/泰山荘のデザイン/農家の間取り/岐阜・奈良・長野の農家/濱田庄司邸 第九章 現代の民藝運動 日本民藝協会の歩み/民藝作家の活躍/濱田庄司/河井寛次郎/芹沢銈介/棟方志功 謝辞 解説 いまなぜ民藝か 鞍田崇 訳者あとがき 【著者・訳者・監訳者略歴】 ヒューゴー・ムンスターバーグ(Hugo Munsterberg) 1916-95。東洋美術史家。ベルリンに生まれ、19歳でアメリカに移住。ハーバード大学で東洋美術を専攻し、著名な美術史家ラングドン・ウォーナー教授に学ぶ。ミシガン州立大学やウェルズリー大学で教えたのち、1952年に来日。国際基督教大学で4年にわたり教鞭をとるかたわら、湯浅八郎や柳宗悦との出会いを通して民藝を深く知るようになる。帰国後はニューヨーク州立大学ニュー・バルツ校に美術史科を設立して20年間勤務。日本と中国を中心としたアジア美術などに関する著作が多数ある。 柳宗悦(やなぎ・むねよし) 1889-1961。美術評論家、宗教哲学者。学習院高等科在学中に志賀直哉、武者小路実篤らと雑誌「白樺」を創刊。濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチ、富本憲吉らと出会い、1925年に民衆的工芸品の美を称揚するため「民藝」の新語を作って民藝運動を本格的に始動させた。『柳宗悦全集』(全22巻、筑摩書房)がある。 田栗美奈子(たぐり・みなこ) 翻訳家。お茶の水女子大学英文科卒。訳書に、マイケル・オンダ-チェ『名もなき人たちのテーブル』、『戦下の淡き光』、クリスティナ・ベイカ―・クライン『孤児列車』、ジョン・バクスター『ウディ・アレン バイオグラフィー』(以上作品社)、スチュアート・デイヴィッド『ナルダが教えてくれたこと』(アーティストハウス)他多数。 朝倉圭一(あさくら・けいいち) 民藝店「やわい屋」店主、雑誌『民藝』編集委員。著書に、『わからないままの民藝』(作品社)など。 鞍田崇(くらた・たかし) 哲学者、明治大学准教授。著書に、『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会)など。 古屋真弓(ふるや・まゆみ) 日本民藝館学芸員。著書に、『柳宗悦の心と眼 日本民藝館所蔵 朝鮮関連資料をめぐって』(共著、東京藝術大学出版会)など。
MORE -
かたちのない民藝をもとめて 表萌々花
¥2,970
世界のさまざまな土地を訪れ出会った民藝品と、焼き物や織物、編み物に携わる人びとの暮らし。旅先の記憶がものを超えて、人のあたたかさや温もりを呼び覚ます。旅と民藝を愛する写真家が綴った世界民藝紀行。 (2026年・作品社) ★民藝の魅力はいびつさにあると思う。歪みや欠け……そこに人のぬくもりを感じ、いとおしくなる。それは旅とよく似ている。――松岡宏大氏(写真家・編集者・ライター) ★百年前、民藝という言葉は、旅のなかで生まれた。百年後、彼女は旅の中で、自分の民藝と出会う。――朝倉圭一氏(工藝店「やわい屋」店主) 【目次】 はじめに 1 メキシコ 2 ベトナム 3 モロッコ 4 エチオピア 5 旅のはじまり おわりに 表 萌々花 (オモテ モモカ) (著) 1998年岐阜県生まれ。海外でのボランティア活動をきっかけに、写真を撮るようになる。帰国後アシスタントを経て独立。訪れた土地の持つ空気感や風土、時に厳しい現実や死生観を感じさせる作品を発表している。写真集に『沈黙の塔』(2025年)、『traverse(r)』(2024年)、『星霜』(2022年)がある。
MORE -
野生の道具 vol.02|雪国の道具
¥2,000
『野生の道具 vol.02|雪国の道具』 発行:ISBbooks 効率や生産性を最優先する現代社会から一歩距離を置き、風土に根ざした手仕事と道具のあり方を見つめる雑誌『野生の道具』。本シリーズは、世界各地で自然と共に育まれてきた道具を通して、人と土地の関係性を再考することをテーマにしている。 Vol.02「雪国の道具」では、豪雪地帯の暮らしのなかで培われてきた手仕事の道具に焦点を当てる。雪に向き合い、雪と共に生きるために生まれた道具の造形や機能、その背景にある生活の知恵を丁寧に掘り下げるとともに、周辺で活動する作り手や担い手たちへの取材も収録。 単なる道具の紹介にとどまらず、自然環境と人間の営みの接点を記録する一冊。風土がかたちづくった造形美と、受け継がれてきた技術の現在を静かに伝えている。
MORE -
They walk They flow - MIZOSASORA
¥3,900
*表紙カバーはピンクになります。 『They walk They flow』は、ソウルを拠点に活動する型染めアーティスト MIZOSASORA による移動式展示プロジェクトをまとめた作品集である。本書は、型染めの原画や作品を収録した小冊子形式のアートブックとして制作された。 印刷工程を除き、製本を含むほぼすべての工程が手作業で行われており、工芸的プロセスそのものが本の構造に反映されている。型染め特有の明快な輪郭線と鮮やかな色彩、そして布や紙の質感がそのまま活かされ、ページをめくる行為が作品鑑賞の延長として設計されている点が特徴である。 展示空間での発表と並行しながら展開された本書は、単なるカタログではなく、プロジェクトの運動性と制作の痕跡を内包する記録媒体として位置づけられる。 黄色表紙が売り切れのためピンク色のカバーになります。 size 11×16.5cm 192p ⸻ MIZOSASORA(미조사소라)は、ソウルを拠点に活動する型染め(Katazome)アーティスト。型紙と染料を用いる日本の伝統技法を基盤としながら、紙や布のプロダクトへと展開している。 屋号である「MIZOSA(迷鳥社)」には、渡り鳥のように移動しながら制作を続け、その過程そのものを楽しむという姿勢が込められている。自身で布を織るなど、素材の段階から関与し、日常生活の中で用いることのできる色彩豊かな作品を制作している。 伝統技法の構造と現代的感覚を往復しながら、型染めの可能性を拡張する実践を続けている。
MORE -
Hikari Ono – On a Still Surface(静かな表面の上に)
¥3,520
大野晶は、ミニマルな形態と抑制された繊細な色彩による粘土彫刻シリーズ「Object for Painting」で知られるアーティスト。本書は、その立体制作と並行して展開されたモノタイプ作品をまとめた一冊です。 「自身に合う絵の具ではない画材」を探す過程で出会ったモノタイプは、はがきサイズのガラス板に墨汁を用いて制作されています。版を介して写し取られる像は、作者のコントロールを離れ、制作時には想定し得なかった形態として立ち現れます。 本書では、それらのモノタイプを実物大で収録。小さな画面に宿る濃淡、にじみ、かすれといった物質的痕跡をそのまま体験できる構成となっています。不透明と透明、構造と偶然のあいだを往還する視覚言語は、彫刻作品とも通底しながら、より即興的で解放された側面を提示します。 彫刻における形態の緊張感と、版画的プロセスにおける偶然性。その両義性が静かに共存する本作は、作家の思考と手の運動を凝縮したアーティストブックです。 刊行はオランダのアート出版社 Roma Publications。 国際的な現代美術出版を手がける同社の編集設計により、作品のスケール感と余白が丁寧に保たれています。 48ページ/ソフトカバー 235 × 165 mm ISBN 9789464460940 2025年刊 静かな画面の上に現れる、制御と偶然の交差点。 立体作品とは異なる回路から立ち上がる、大野晶のもう一つの実践を記録した一冊です。
MORE -
TO HOLD YOUR HEARTS IN YOUR TEETH - SET MARGINS
¥4,400
世代を超えて女性たちの手によって作り続けられてきたルーマニアの民族衣装「ブラウス」は、激しい時代の変化の中でも、その独自の言語ともいえる意匠と意味を受け継いできました。本書は、そのブラウスの文化史的な伝記であり、ルーマニア北東部およびウクライナ西部における新石器時代の起源から、民俗復興の時代、共産主義体制下、そして体制崩壊後に起こった地域外への移住の歴史までをたどります。 個人的な物語と歴史研究を織り交ぜながら、本書の著者でありデザイナーでもあるシモナ・ボルティシュ=シュルツは、そうした移住の流れの中で育ったニューヨーク在住の一人として、自身の視点を重ねていきます。 『To Hold Your Heart In Your Teeth』は、逆境を生き抜いてきた幾世代もの女性たちと連帯しながら捧げられるオマージュです。生き延びるために彼女たちが生み出した衣服に宿る、女性的な強さのデザイン的特質と、その魅力を丁寧に書き留めています。 Published by SET MARGINS
MORE -
Turning Frozen Yesterdays into Fluid Now… Or How to Intervene in the Frayed Fabric of a Sequence in Morocco’s Cultural History
¥3,200
「凍った過去の昨日を流動する現在、へ・・・・・・あるいは、モロッコ文化史のほころびた織物にどのように介入するか」このエッセイは、モロッコの文化史のある一幕ー 二人の人類学者の出会いと、彼らの民衆芸術および伝統的な工芸品へのアプローチが交差する歴史ーを再考するものである。本エッセイは、キュレーターであるファティマ=ザハラ・ラクリッサによって開催された同名の展覧会(キュラトリアル・プロジェクト「School of Casablanca」〔カサブラン力:2024年11月11日~12月31日/ベルリンのifa ギャラリー:2024年2月16日~5月12日〕)に付随するもので、KWインスティテュート・フォー・コンテンポラリー・アート(ベルリン)およびシャルジャ・アート・ファンデーション(シャルジャ)が、ThinkArt(カサブランカ)、Zaman Books & Curating (パリ)、ゲーテ・インスティトゥート・モロッコと協働して立ち上げた。このエッセイおよび併設の展覧会は、カサブランカ美術学校によって刊行された隔年誌 Maghreb Art(編集は、アーテイストのファリド・ベルカヒア〔1934-2014〕、イタリア人美術史家のトニ・マライーニ〔1941-〕、オランダ人類学者のベルト・フリント[1931-2024]、そしてアーティストでありアートディレクターでもあったモハメド・ムレヒ〔1936-2020))の現代的な受容に焦点を当てている。同誌は、3号のみ刊行された美術学校のジャーナルである。 Turning Frozen Yesterdays into Fluid Now… Or How to Intervene in the Frayed Fabric of a Sequence in Morocco’s Cultural History Fatima-Zahra Lakrissa 本書は、モロッコの文化史を「連続した物語」としてではなく、断裂と編集の集積として再検討する批評的プロジェクトです。 Fatima-Zahra Lakrissaは、アーカイブ、装飾モチーフ、工芸、視覚資料を横断しながら、植民地主義以後に編成された文化的ナラティブの構造を読み解きます。タイトルにある “intervene(介入する)” という語が示す通り、本書は歴史を記述するのではなく、歴史の編成そのものに働きかける実践として構成されています。 「凍りついた昨日」とは、固定化され制度化された歴史像を指します。それに対して「流動する現在」とは、再読・再配置によって意味を変化させうる歴史の現在性です。本書は、ほころび(frayed fabric)という比喩を用いながら、文化史を均質な布ではなく、継ぎ接ぎと断裂を含む構造体として提示します。 図版とテキストのレイアウトは、単なる補助関係ではなく、視覚と言語が相互に批評装置として機能する構成。アーティストブックでありながら、ポストコロニアル理論、視覚文化研究、記憶研究の問題系と接続する内容となっています。 歴史を保存するための本ではなく、 歴史を再編集するための本。 文化史、アーカイブ研究、ポストコロニアル批評に関心のある読者に強く推薦できる一冊です。
MORE -
オアハカの動物たち - 大福書林
¥2,750
VINTAGE OAXACAN WOOD CARVING 著:岩本慎史 写真:安彦幸枝 メキシコ南部・オアハカ州で生まれた木彫りの動物たち。その初期ヴィンテージ作品を蒐集し、記録した一冊です。 本書で紹介されているのは、1950〜60年代頃に制作されたオアハカン・ウッド・カーヴィング。マチェテ(山刀)で荒々しく削り出されたフォルム、釘で留められたパーツ、そして年月とともに褪色したアニリン染料の色彩。どれもが素朴で力強く、手仕事の痕跡をそのまま残しています。 牛なのか犬なのか判然としない造形、どこか愛嬌のある表情、不揃いなバランス。それらは洗練とは異なる、土地の空気と作り手の身体性がそのまま立ち上がるような存在感を持っています。 本書には約130点のヴィンテージ作品をフルカラーで収録。写真家・安彦幸枝による丁寧な撮影を通して、一点一点の質感や色の揺らぎまで感じ取ることができます。また、日本の民藝運動を支えた濱田庄司、堀内誠一、柚木沙弥郎、柳宗理、山本教行らが愛蔵した作品も紹介されており、日本の民藝とオアハカのクラフトが響き合う背景も見えてきます。 単なる工芸カタログではなく、 「もの」が生まれた時間と土地を写し取るビジュアルブック。 民芸やフォークアート、クラフト、プリミティブな造形に関心のある方におすすめの一冊です。
MORE -
世界の民芸玩具 - 大福書林
¥3,300
世界の民芸玩具 日本玩具博物館コレクション 写真:高見知香 本書は、日本玩具博物館のコレクションを基盤に、世界各地の民芸玩具を収録したビジュアルブックです。 玩具は子どものための道具であると同時に、地域社会の美意識、宗教観、身体感覚を反映する文化的装置でもあります。木、土、布、紙といった身近な素材から生まれた造形は、洗練よりも必然性に支えられ、土地ごとの色彩や象徴体系を体現しています。 本書は、そうした民芸玩具を単なる懐古的な工芸品としてではなく、「生活の中で機能してきた造形」として提示します。祝祭、祈り、豊穣、厄除け――玩具は遊びの領域を超え、共同体の精神文化と接続してきました。 写真は、過度な演出を排し、物そのものの存在感を正面から捉えています。ひび割れた彩色、素朴な表情、アンバランスなフォルム。その不均衡こそが、工業化以前の身体的な制作行為を伝えます。 近代化の過程で失われつつある民衆の造形感覚。 本書はそれらを資料として保存するだけでなく、現在の視点から再読するためのアーカイブとして機能します。 民藝、フォークアート、文化人類学、視覚文化に関心のある読者にとって、資料性と視覚的魅力を兼ね備えた一冊です。
MORE