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オアハカの動物たち - 大福書林
¥2,750
VINTAGE OAXACAN WOOD CARVING 著:岩本慎史 写真:安彦幸枝 メキシコ南部・オアハカ州で生まれた木彫りの動物たち。その初期ヴィンテージ作品を蒐集し、記録した一冊です。 本書で紹介されているのは、1950〜60年代頃に制作されたオアハカン・ウッド・カーヴィング。マチェテ(山刀)で荒々しく削り出されたフォルム、釘で留められたパーツ、そして年月とともに褪色したアニリン染料の色彩。どれもが素朴で力強く、手仕事の痕跡をそのまま残しています。 牛なのか犬なのか判然としない造形、どこか愛嬌のある表情、不揃いなバランス。それらは洗練とは異なる、土地の空気と作り手の身体性がそのまま立ち上がるような存在感を持っています。 本書には約130点のヴィンテージ作品をフルカラーで収録。写真家・安彦幸枝による丁寧な撮影を通して、一点一点の質感や色の揺らぎまで感じ取ることができます。また、日本の民藝運動を支えた濱田庄司、堀内誠一、柚木沙弥郎、柳宗理、山本教行らが愛蔵した作品も紹介されており、日本の民藝とオアハカのクラフトが響き合う背景も見えてきます。 単なる工芸カタログではなく、 「もの」が生まれた時間と土地を写し取るビジュアルブック。 民芸やフォークアート、クラフト、プリミティブな造形に関心のある方におすすめの一冊です。
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世界の民芸玩具 - 大福書林
¥3,300
世界の民芸玩具 日本玩具博物館コレクション 写真:高見知香 本書は、日本玩具博物館のコレクションを基盤に、世界各地の民芸玩具を収録したビジュアルブックです。 玩具は子どものための道具であると同時に、地域社会の美意識、宗教観、身体感覚を反映する文化的装置でもあります。木、土、布、紙といった身近な素材から生まれた造形は、洗練よりも必然性に支えられ、土地ごとの色彩や象徴体系を体現しています。 本書は、そうした民芸玩具を単なる懐古的な工芸品としてではなく、「生活の中で機能してきた造形」として提示します。祝祭、祈り、豊穣、厄除け――玩具は遊びの領域を超え、共同体の精神文化と接続してきました。 写真は、過度な演出を排し、物そのものの存在感を正面から捉えています。ひび割れた彩色、素朴な表情、アンバランスなフォルム。その不均衡こそが、工業化以前の身体的な制作行為を伝えます。 近代化の過程で失われつつある民衆の造形感覚。 本書はそれらを資料として保存するだけでなく、現在の視点から再読するためのアーカイブとして機能します。 民藝、フォークアート、文化人類学、視覚文化に関心のある読者にとって、資料性と視覚的魅力を兼ね備えた一冊です。
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家の神さま - 大福書林
¥3,300
本書『家の神さま』は、日本の民俗信仰における「家内神(やないしん)」の体系を通して、住空間と信仰の関係を考察する一冊です。 かまど神、荒神、井戸神、屋敷神―― これらは地域ごとに名称や性格を異にしながらも、共通して「家」という私的空間を守護する存在として位置づけられてきました。本書では、各地の事例や史料を参照しながら、家内神の成立背景、機能、変遷を丁寧に整理しています。 家の神は単なる迷信や習俗ではなく、 火・水・土地といった生活基盤に対する畏れと管理の思想を内包しています。すなわちそれは、災厄の回避、家族の繁栄、空間秩序の維持といった実践的目的を担う信仰装置でもありました。 また、近代化以降の住宅構造の変化や都市化の進行に伴い、家内神の信仰がどのように変容・縮小していったのかについても触れられ、住環境の変化と宗教実践の関係性が浮き彫りにされます。 本書は民俗学・宗教学・住居史の交差点に位置し、「家」という最小単位の空間から、日本人の世界観を読み解く試みです。 民俗信仰研究に関心のある方、 日本文化の基層を探りたい方、 住空間と宗教実践の関係を体系的に理解したい方におすすめの一冊です。 国宝や重要文化財になるような豪華絢爛な仏像ではなく、仏師ではない人々の手によって彫られた、知る人ぞ知る貴重な民間仏コレクション。畏怖よりはほほえましさが先に立つ、どこかとぼけた味わいの、素朴でのびやかな神仏145点。主に江戸時代以降、昭和初期までの庶民の祈りの対象を収録しています。写真家西岡潔によって撮り下ろし。飾って来福! デザイン:軸原ヨウスケ(COCHAE)
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