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わからないままの民藝 朝倉圭一
¥2,970
わからないままの民藝 【内容】 わからなくて、愛おしい。 飛騨高山の工藝店「やわい屋」の店主が“新時代の民藝”の姿を生き生きと綴った、これまでにない、新しい民藝エッセイ。 「わからないまま」は、「わかる」や、「わかった」よりもずっと信頼できる。 なんとなく、且つ、強く、そう感じている僕ですが、この本を読んでそれに自信が持てました。 生活者の体感と、博識な言語世界を縦横無尽に旅して、独特な感性で見つめるような朝倉さんの思索や活動は、それ自体が民藝のよう。さすが、民藝運動の父・柳宗悦が「旅の心を誘うところ」と言った飛騨国に生まれ育った人です。 ――星野概念(精神科医など) Cover 写真:表萌々花 【内容目次】 はじめに 第1章 民藝の百年を遡る ……百年前の若き日の民藝の先達が見つめた先にあった日常について 民藝はわかりにくい 民藝は誰のものだったのか それぞれの「健康」と「自然」 民藝の特性とありのままの暮らし もののない時代を生きた人々 発酵と祈りの国 「生活」は変わらないもの 第2章 飛騨高山と観光と民藝運動 ……飛騨地域における民藝運動の歴史について まちづくりと民藝運動 柳宗悦と飛騨――「飛騨国は旅の心を誘うところであります」 (1) 初めての飛騨 一九二五?二七 (2) 戦後の飛騨 一九三四?四八 (3) 最後の旅 一九五三 飛騨・民藝運動のはじまり 花森安治と飛騨――「おとぎばなしのような町」 飛騨民藝運動の父・日下部礼一が遺したもの 第3章 工藝店「やわい屋」の物語 ……自身の半生と「やわい屋」における日々について やわい屋前夜 民藝との馴れ初め 差し込んだ光と湯?み 僕らの古民家再生物語 我が家の完成 やわい屋のこぼれ話 仕入れたものは売るためのもの 日本民藝館に初めて行った日 「こんにちは」で迎える 第4章 現代に息づく民藝 ……これからの時代を共に歩む親しい同行者としての民藝について 見えないものへの眼差し 「ものづくり」に見る未来の姿 「待てる」関係の育み方 「いとおしさ」で?がる未来 「協力」「結合」「共有」の世界 利他と民藝 無事の民藝 あの日のとんかつは民藝だった おわりに 【著者略歴】 朝倉圭一(あさくら・けいいち) 1984年岐阜県高山市生まれ。民藝の器と私設図書館「やわい屋」店主。愛知県立芸術大学非常勤講師、飛騨民芸協会理事、雑誌『民藝』編集委員。移築した築150年の古民家に家族で暮らしながら、器を売って本を読んで暮らしている。松本紹圭『日常からはじまるサステナビリティ』(淡交社、2024年)に対談者の一人として参加している。Podcast「ちぐはぐ学入門」を不定期で配信中。
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民藝のみかた
¥2,970
民藝のみかた 【内容】 日本に四年滞在した東洋美術史の碩学が、〈民藝〉のすべてを工芸分野ごとに詳説。 民藝の精神から説き起こし、陶器、籠、漆器、玩具、織物、絵画、農家の建物、そして1950年代の民藝運動の隆盛にいたるまで。 日本の民藝の歴史を知るための最良の一冊。図版100点超収録。 附:鞍田崇「解説 いまなぜ民藝か」 本書は、日本の主要な民藝のあらゆる側面、特にその現状を知るための、よき入口を示してくれる。その内容は、民藝とは何かという初歩的な考察から、現在、日本で盛んになっている民藝運動についての説明まで、多岐にわたっている。読みやすく、よくまとまっているので、いつも手近に置いてすぐに参照できるし、図版の豊富さも多くの読者の興味を引くことであろう。著者はすでに東洋の芸術を扱った著作をいくつも発表しており、本書で取りあげるテーマを論じる資質を十分に備えている。――柳宗悦(「序文」より) 【内容】 序文 柳宗悦 第一章 日本の民藝の精神 民衆的芸術に対する新たな関心/民衆のための芸術/世界の民藝の現状/民藝研究の歴史/美と実用性/日常品の美/実用性と芸術性/庶民の芸術/民藝の精神/今も生活に根ざす民藝 第二章 陶器 日本の民藝陶器/小鹿田(おんた)焼/小石原焼/苗代川焼/龍門司焼/二川焼/白石焼/島根県の窯業/布志名焼/牛ノ戸焼/瀬戸焼/立杭焼/益子焼/東北地方の窯業/楢岡焼/小久慈焼/堤焼/本郷焼 第三章 籠と関連製品 日本の籠製品の位置づけ/九州地方の竹細工/東北地方と各地の品々/手漉きの紙 第四章 漆器、木器、金属器 漆器の歴史と現状/秀衡塗/さまざまな漆器/木器/金属器 第五章 玩具 民藝玩具の産地/民藝玩具の起源/玩具の種類/こけし/三春駒/獅子頭/きじ馬と笹野彫/張り子/だるま/純信とお馬/三春人形/虎と牡牛の張り子/藁馬/流し雛/招き猫/犬宮と三猿/手まり 第六章 織物 民藝織物の現状/民藝織物の素材/織物のデザイン/織りと染め/沖縄の民藝織物/沖縄の紅型(びんがた)/沖縄の絣模様/沖縄の縞と格子模様/丹波布/被衣(かつぎ)とこぎん/絵絣/浴衣 第七章 絵画と彫刻 民藝と芸術の関係性/大津絵の歴史/大津絵の特色/大津絵の題材/絵馬/彫刻と拓本/仏教美術との関わり 第八章 農家の建物 農家の建物の伝統/泰山荘の屋根/泰山荘のデザイン/農家の間取り/岐阜・奈良・長野の農家/濱田庄司邸 第九章 現代の民藝運動 日本民藝協会の歩み/民藝作家の活躍/濱田庄司/河井寛次郎/芹沢銈介/棟方志功 謝辞 解説 いまなぜ民藝か 鞍田崇 訳者あとがき 【著者・訳者・監訳者略歴】 ヒューゴー・ムンスターバーグ(Hugo Munsterberg) 1916-95。東洋美術史家。ベルリンに生まれ、19歳でアメリカに移住。ハーバード大学で東洋美術を専攻し、著名な美術史家ラングドン・ウォーナー教授に学ぶ。ミシガン州立大学やウェルズリー大学で教えたのち、1952年に来日。国際基督教大学で4年にわたり教鞭をとるかたわら、湯浅八郎や柳宗悦との出会いを通して民藝を深く知るようになる。帰国後はニューヨーク州立大学ニュー・バルツ校に美術史科を設立して20年間勤務。日本と中国を中心としたアジア美術などに関する著作が多数ある。 柳宗悦(やなぎ・むねよし) 1889-1961。美術評論家、宗教哲学者。学習院高等科在学中に志賀直哉、武者小路実篤らと雑誌「白樺」を創刊。濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチ、富本憲吉らと出会い、1925年に民衆的工芸品の美を称揚するため「民藝」の新語を作って民藝運動を本格的に始動させた。『柳宗悦全集』(全22巻、筑摩書房)がある。 田栗美奈子(たぐり・みなこ) 翻訳家。お茶の水女子大学英文科卒。訳書に、マイケル・オンダ-チェ『名もなき人たちのテーブル』、『戦下の淡き光』、クリスティナ・ベイカ―・クライン『孤児列車』、ジョン・バクスター『ウディ・アレン バイオグラフィー』(以上作品社)、スチュアート・デイヴィッド『ナルダが教えてくれたこと』(アーティストハウス)他多数。 朝倉圭一(あさくら・けいいち) 民藝店「やわい屋」店主、雑誌『民藝』編集委員。著書に、『わからないままの民藝』(作品社)など。 鞍田崇(くらた・たかし) 哲学者、明治大学准教授。著書に、『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会)など。 古屋真弓(ふるや・まゆみ) 日本民藝館学芸員。著書に、『柳宗悦の心と眼 日本民藝館所蔵 朝鮮関連資料をめぐって』(共著、東京藝術大学出版会)など。
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インドの台所 小林真樹
¥2,970
インドの台所 by 小林真樹 食卓上に置かれた食器、その奥が気になる。 ディープなインド台所紀行! 南アジア各地の食器・調理器具の輸入販売者にして日本屈指のインド料理マニアのアジアハンターが、インドの端から端まで、さまざまな台所をめぐる――。 料理のみならず、食器や調理器具、調理工程に着目し、歴史や文化、社会問題などにも触れながら、これまであまり取り上げられてこなかった「食」の内側を覗き、さらにディープな食世界へと誘う、インド台所紀行! 北は夏でも朝晩寒いカシミールから、南は呼吸するだけで汗の出るタミルの最南部まで、巨大な冷蔵庫を6台も抱える大富豪から、わずかな身の回り品しか持っていない路上生活者までの、さまざまな調理現場である。(…)一戸一戸の立場や地位、地域は異にしながらも、全体として共通するインド像が浮かび上がってきた」 ――「はじめに」より 内容説明 南アジア各地の食器・調理器具の輸入販売者にして日本屈指のインド料理マニアのアジアハンターが、インドの端から端まで、さまざまな台所をめぐる―。料理のみならず、食器や調理器具、調理工程に着目し、歴史や文化、社会問題などにも触れながら、これまであまり取り上げられてこなかった「食」の内側を覗き、さらにディープな食世界へと誘う、インド台所紀行!カラー写真多数。 目次 北インド(カシミールの宴席料理ワーズワーンの世界 シュリーナガル1;旧市街の奥の堅牢な館 シュリーナガル2 ほか) 南インド(白米と雑穀のはざまで チェンナイ1;異国で食べる昭和レトロメシ チェンナイ2 ほか) 東インド(「正しい」台所とは何か コルカタ1;ビハーリー・マン・イン・コルカタ コルカタ2 ほか) 西インド(世界最大のスラム街 ムンバイ1;憧憬と追憶のボンベイ ムンバイ2 ほか) 著者等紹介 小林真樹[コバヤシマサキ] 東京都出身。インド・ネパールの食器、調理器具を輸入販売している有限会社アジアハンター代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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かたちのない民藝をもとめて 表萌々花
¥2,970
世界のさまざまな土地を訪れ出会った民藝品と、焼き物や織物、編み物に携わる人びとの暮らし。旅先の記憶がものを超えて、人のあたたかさや温もりを呼び覚ます。旅と民藝を愛する写真家が綴った世界民藝紀行。 (2026年・作品社) ★民藝の魅力はいびつさにあると思う。歪みや欠け……そこに人のぬくもりを感じ、いとおしくなる。それは旅とよく似ている。――松岡宏大氏(写真家・編集者・ライター) ★百年前、民藝という言葉は、旅のなかで生まれた。百年後、彼女は旅の中で、自分の民藝と出会う。――朝倉圭一氏(工藝店「やわい屋」店主) 【目次】 はじめに 1 メキシコ 2 ベトナム 3 モロッコ 4 エチオピア 5 旅のはじまり おわりに 表 萌々花 (オモテ モモカ) (著) 1998年岐阜県生まれ。海外でのボランティア活動をきっかけに、写真を撮るようになる。帰国後アシスタントを経て独立。訪れた土地の持つ空気感や風土、時に厳しい現実や死生観を感じさせる作品を発表している。写真集に『沈黙の塔』(2025年)、『traverse(r)』(2024年)、『星霜』(2022年)がある。
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Yoko Ono Tee
¥5,500
"Yoko Ono Tee" artwork by Taiko Kaneda IMAGINE PEACE for the world, 2026 color : pink / apricot Size S M L XL 身丈 65 69 73 77 身幅 49 52 55 58 肩幅 42 46 50 54 袖丈 19 20 22 24
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Human Living Cap by Risako Yamamoto
¥6,000
Risako Yamamoto × Bong Sadhu -Human Living- Cap Artwork by Risako Yamamoto color : charcoal 湘南・江ノ島を拠点とするパブリッシング・プラットフォーム Bong Sadhu は、スペース Bong Sadhu Room の開店1周年を記念した企画展として、アーティスト Risako Yamamoto の展示を2026年4月24日から5月6日まで開催。 これまでBong SadhuとRisako Yamamotoは、書籍の出版やグッズ制作などを通じて交流を重ねてきた。Risako Yamamoto はヘアメイクアーティストとして活動した後、2019年より自身の感覚をもとに絵画や立体作品の制作を開始。近年は陶作品やドローイングなど多様な表現を展開している。
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Bong Sadhu Room 1st Anniversary Tee by Risako Yamamoto
¥7,000
Risako Yamamoto × Bong Sadhu -1st Anniversary T-shirt- Artwork by Risako Yamamoto Silk Screen Print by PAJA Studio color : Gray / Yellow Size S M L XL 身丈 66 69 72 75 身幅 50 53 56 59 肩幅 47 50 53 56 袖丈 20 21 22 23 湘南・江ノ島を拠点とするパブリッシング・プラットフォーム Bong Sadhu は、スペース Bong Sadhu Room の開店1周年を記念した企画展として、アーティスト Risako Yamamoto の展示を2026年4月24日から5月6日まで開催。 これまでBong SadhuとRisako Yamamotoは、書籍の出版やグッズ制作などを通じて交流を重ねてきた。Risako Yamamoto はヘアメイクアーティストとして活動した後、2019年より自身の感覚をもとに絵画や立体作品の制作を開始。近年は陶作品やドローイングなど多様な表現を展開している。
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dub non dub Tee
¥5,500
dub non dub Tee Bong Sadhu出版のメインアートブックである「dub non dub」シリーズより、カバーアートワークをオリジナルマーチャンダイズとしてリニューアル。今回は染み込んだネイビーと沈んだクリームカラー/イエローのカラーをボディにしています。 ハンドシルクスリーン印刷 S M L XL 身丈 65 69 73 77 身幅 49 52 55 58 肩幅 42 46 50 54
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Ryotaro Eguchi : ヱ本
¥3,800
Ryotaro Eguchi : ヱ本 Published by Bong Sadhu 音楽と視覚芸術は、生まれたその時からずっと共にあった。根拠はないが、そうとしか思えない。 数万年前、あるいはもっと古代の芸術の多くは、暗い洞窟の中に壁画として描かれた。洞窟内部の音の反響は、ひとつの吐息でさえ、立体的な音響芸術に変えてしまう。古代の芸術家たちは、その異質な音環境の中で美的技能を練磨した。反対に、松明の不規則な光が壁面に映す、異形に変わり続ける自分自身の影を、知覚遊戯的に眺めながら生み出される、打撃音と人声のみで構成された音楽の萌芽も、そこに存在していたに違いない。おそらく、音楽と視覚芸術が生まれたとき、それぞれは分離した概念ではなかった。互いは溶け合う、同時の時空そのものだった。だが、いつの間にかそれらは互いの優位性を競い、相互に補完し合うだけの関係にまで変化してしまった。 ところが、一九六〇年代半ばのアメリカで変革が起こった。意識変容とアナキズムを結びつけ、権威的に引かれた様々な境界線を融解させようと試みていた若者たちは、音楽と視覚芸術を概念ごと溶け合わせ、その冷え切っていた関係性を終わらせた。それがリキッドライト文化である。暗闇の中で、反復を主体としたバンド演奏に、着色されたゲルの照光を投射し、音と光は同時的に混ざり合う。それは即興という行為を媒介として、洞窟の中にあった対称性を取り戻す儀式であった。 江口暸太朗は暗闇の中、音響に耳を澄まし、映像を即興的に変容させ続ける。音と光が同時の時空に溶け合うとき、その場に洞窟が立ち上がる。これらの写真はその実験の痕跡である。 彼は洞窟の中に生きている。 text by Tsutomu Sonoda (maya ongaku)
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野生の道具 vol.02|雪国の道具
¥2,000
『野生の道具 vol.02|雪国の道具』 発行:ISBbooks 効率や生産性を最優先する現代社会から一歩距離を置き、風土に根ざした手仕事と道具のあり方を見つめる雑誌『野生の道具』。本シリーズは、世界各地で自然と共に育まれてきた道具を通して、人と土地の関係性を再考することをテーマにしている。 Vol.02「雪国の道具」では、豪雪地帯の暮らしのなかで培われてきた手仕事の道具に焦点を当てる。雪に向き合い、雪と共に生きるために生まれた道具の造形や機能、その背景にある生活の知恵を丁寧に掘り下げるとともに、周辺で活動する作り手や担い手たちへの取材も収録。 単なる道具の紹介にとどまらず、自然環境と人間の営みの接点を記録する一冊。風土がかたちづくった造形美と、受け継がれてきた技術の現在を静かに伝えている。
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MY UNIVERSE @BayBay
¥4,700
My Universe BayBay 『My Universe』は、ミャンマーのアーティスト BayBay によるヴィジュアル・ダイアリーです。近年、重度のアルコール依存症と向き合い、長期にわたり入院生活を送るなかで、病床にて制作されました。本書は、その極めて個人的な時間の記録であり、内面の葛藤を率直に表現した作品集です。 「毎瞬がつらい。考えることも、眠ることも、話すことも簡単ではない。飲むことさえ簡単ではない。人生を楽しめない。楽しむにはあまりに難しすぎる。」 こうした言葉に象徴される苦悩と孤独を背景に、作品は暗さに沈むのではなく、色彩や光、空気の気配へと開かれていきます。重い現実からの逃避ではなく、想像力によって呼吸を取り戻す試みとして、イメージは鮮やかに立ち上がります。 アルコール依存や中毒の問題がいまだ社会的タブーとされがちなミャンマーにおいて、本作はきわめて稀有な自己表現でもあります。個人的な告白でありながら、同時に社会的沈黙へと静かに問いを投げかける存在です。 本書はヤンゴンの Myanmar Photo Archive によって制作され、製本はすべてミャンマー国内で手作業により仕上げられています。和綴じによる装丁と折り込みページの構成は、断片的な感情の重なりや揺らぎを物理的な構造としても体現しています。 痛みと再生のあいだで生まれた、きわめてパーソナルな宇宙。 光へと向かう意志を宿した、静かで力強いアーティストブックです。 限定300部/ミャンマーにてハンドメイド制作 和綴じ(スタブバインディング)/42ページ(折り込み6点) 21 × 15.6 cm/表紙ゴールド箔押し Fraglich Publishing は、ドイツを拠点とするインディペンデント出版社。写真やアートブックを中心に、実験的でコンセプチュアルな出版物を手がけている。 小部数・限定エディションでの刊行を特徴とし、ローカルな視点や社会的テーマ、アジア地域の写真文化にも積極的に光を当てるなど、国際的な写真プロジェクトを継続的に発信している。 編集からデザイン、製本仕様に至るまで一貫したコンセプト設計を重視し、内容と物質性の両面から作品性の高いアートブックを制作している出版社である。
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SIX TRICKS – Box Camera Photography Along The Grand Trunk Road & Beyond
¥4,700
SIX TRICKS Sean Foley & Lukas Birk 『SIX TRICKS』は、ショーン・フォーリーとルーカス・ビルクがこの10年にわたりグランド・トランク・ロード周辺で出会った箱型カメラ写真家たちの技と創意工夫をまとめた一冊です。 本書は、アフガニスタンやパキスタン、インドなどで受け継がれてきた「マジック・ボックスカメラ」と呼ばれる即席暗室一体型カメラの世界を、軽やかで親しみやすい視点から紹介します。凧紙を使った着彩、葉をあしらった装飾、1枚の画面に複数の像を同時に写し込む多重露光など、写真家たちが現場で編み出してきた“仕事のコツ(tricks)”が豊富な図版とともに収録されています。 さらに、箱型カメラの構造や使い方、制作方法についても解説。単なる作品集ではなく、技術の継承と実践の記録としても機能する内容となっています。 本書は、著者らによるこれまでの箱型カメラ研究を横断的に結び直す位置づけにあり、『Afghan Box Camera』(Dewi Lewis, 2013)、『Photo Peshawar』(PIX Publishing, 2018)、『Indian Minute Camera Photographers』(Fraglich Publishing, 2021)へと連なるプロジェクトの延長線上にあります。各地で出会った写真家たちの創造性とユーモアを、新たな視点で再提示する一冊です。 16 × 19 cm/122ページ/ハードカバー 限定300部 Fraglich Publishing は、ドイツを拠点とするインディペンデント出版社。写真やアートブックを中心に、実験的でコンセプチュアルな出版物を手がけている。 小部数・限定エディションでの刊行を特徴とし、ローカルな視点や社会的テーマ、アジア地域の写真文化にも積極的に光を当てるなど、国際的な写真プロジェクトを継続的に発信している。 編集からデザイン、製本仕様に至るまで一貫したコンセプト設計を重視し、内容と物質性の両面から作品性の高いアートブックを制作している出版社である。
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They walk They flow - MIZOSASORA
¥3,900
*表紙カバーはピンクになります。 『They walk They flow』は、ソウルを拠点に活動する型染めアーティスト MIZOSASORA による移動式展示プロジェクトをまとめた作品集である。本書は、型染めの原画や作品を収録した小冊子形式のアートブックとして制作された。 印刷工程を除き、製本を含むほぼすべての工程が手作業で行われており、工芸的プロセスそのものが本の構造に反映されている。型染め特有の明快な輪郭線と鮮やかな色彩、そして布や紙の質感がそのまま活かされ、ページをめくる行為が作品鑑賞の延長として設計されている点が特徴である。 展示空間での発表と並行しながら展開された本書は、単なるカタログではなく、プロジェクトの運動性と制作の痕跡を内包する記録媒体として位置づけられる。 黄色表紙が売り切れのためピンク色のカバーになります。 size 11×16.5cm 192p ⸻ MIZOSASORA(미조사소라)は、ソウルを拠点に活動する型染め(Katazome)アーティスト。型紙と染料を用いる日本の伝統技法を基盤としながら、紙や布のプロダクトへと展開している。 屋号である「MIZOSA(迷鳥社)」には、渡り鳥のように移動しながら制作を続け、その過程そのものを楽しむという姿勢が込められている。自身で布を織るなど、素材の段階から関与し、日常生活の中で用いることのできる色彩豊かな作品を制作している。 伝統技法の構造と現代的感覚を往復しながら、型染めの可能性を拡張する実践を続けている。
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サイケデリック・クリスマス - ゆうやけしはす&すうらばあず
¥4,170
ゆうやけしはす&すうらばあずによるアルバム『サイケデリック・クリスマス』は、ひとりぼっちの少年・くうが4人の妖精たちとともに夢の国〈オレンジランド〉で特別なクリスマスを過ごす物語を、全編を通して描いたロックオペラ作品である。 物語は楽曲の連なりによって展開され、幻想性と叙情性を帯びたサウンドの中で、孤独、出会い、祝祭の時間が立体的に構成されている。楽曲単体の集合ではなく、アルバム全体が一つの物語世界として設計されている点に本作の特徴がある。 フィジカル版は、画家・灰村マオによる描き下ろし絵本とCDを組み合わせた特別仕様で制作された。音楽と視覚表現を同時に体験する構成により、『サイケデリック・クリスマス』という物語は、聴覚と視覚の両面から受容される総合的な作品として提示された。限定生産によるリリース形態も、本作のコンセプト性を強調している。 刊行(リリース)当時には、原画展、トークライブ、アルバム再現ライブなどの関連企画も実施され、物語世界は音源や書籍の枠を超えて多角的に展開された。音楽、絵画、ライブパフォーマンスが横断的に結びついた本作は、作品世界を総合芸術的に提示した意欲的な試みとして位置づけられる。
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Hikari Ono – On a Still Surface(静かな表面の上に)
¥3,520
大野晶は、ミニマルな形態と抑制された繊細な色彩による粘土彫刻シリーズ「Object for Painting」で知られるアーティスト。本書は、その立体制作と並行して展開されたモノタイプ作品をまとめた一冊です。 「自身に合う絵の具ではない画材」を探す過程で出会ったモノタイプは、はがきサイズのガラス板に墨汁を用いて制作されています。版を介して写し取られる像は、作者のコントロールを離れ、制作時には想定し得なかった形態として立ち現れます。 本書では、それらのモノタイプを実物大で収録。小さな画面に宿る濃淡、にじみ、かすれといった物質的痕跡をそのまま体験できる構成となっています。不透明と透明、構造と偶然のあいだを往還する視覚言語は、彫刻作品とも通底しながら、より即興的で解放された側面を提示します。 彫刻における形態の緊張感と、版画的プロセスにおける偶然性。その両義性が静かに共存する本作は、作家の思考と手の運動を凝縮したアーティストブックです。 刊行はオランダのアート出版社 Roma Publications。 国際的な現代美術出版を手がける同社の編集設計により、作品のスケール感と余白が丁寧に保たれています。 48ページ/ソフトカバー 235 × 165 mm ISBN 9789464460940 2025年刊 静かな画面の上に現れる、制御と偶然の交差点。 立体作品とは異なる回路から立ち上がる、大野晶のもう一つの実践を記録した一冊です。
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JAPANESE WOW FACTOR - Send Points
¥4,950
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JAPANESE WOW FACTOR Redefining Dots, Lines, and Planes in Design 本書は、日本のデザインに特有の視覚的インパクトを、「点・線・面」という造形の基礎単位から再定義する理論的考察書である。 近代以降のデザイン理論において、点・線・面は視覚構成の最小要素として位置づけられてきた。しかし本書は、それらを単なる形式要素としてではなく、日本的造形思考を生成する“構造的原理”として捉え直す。ここで焦点となるのは、装飾性や様式ではなく、構成そのものがいかに意味作用を生み出しているかという点である。 日本のグラフィック、プロダクト、建築、空間設計などの事例を横断的に検証しながら、以下の観点が整理される: • 点の反復と間(ま)の関係性 • 線の方向性が生む緊張とリズム • 面の分割と余白が構築する空間秩序 • 要素の削減による情報密度の再編成 本書が提示するのは、「日本らしさ」という文化的記号ではない。むしろ、視覚要素の最小単位に立ち返ることで、デザインがいかに知覚構造を編成し、驚き(WOW)を生成するかというプロセスの分析である。 したがって本書は作品集というよりも、構成論・視覚言語論に近い。 視覚的感性の背後にあるロジックを抽出し、再利用可能な設計原理として提示する点に理論的意義がある。 日本のデザインを文化論ではなく、造形原理の観点から理解したい読者、また構成的思考を深化させたい実務デザイナーや研究者にとって、有効なリファレンスとなる一冊である。 香港を拠点とするデザイン専門出版社 SendPoints(sendpoints) アジア圏の視覚文化・グラフィックデザイン・建築・タイポグラフィに焦点を当てたビジュアル主導型の出版を数多く手がけてきました。 SendPointsの特徴は、単なる作品集ではなく、テーマや理論軸を明確に設定し、国際的な視点から編集を行う点にあります。東アジアのデザインをグローバルな文脈で再整理する試みは、近年のアジアデザイン出版の潮流を象徴するものといえます。
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FAR–NEAR Vol.6 HEAT
¥8,800
FAR–NEAR Vol.6 HEAT FAR–NEARは、「遠さ」と「近さ」のあいだに生まれる緊張や親密さを軸に編集されるインディペンデント写真誌。本号第6号のテーマは 「HEAT」 です。 ここで扱われる“熱”とは、単なる温度ではありません。 身体の近接、感情の高まり、儀式的な空間、気候や環境の変化、そして集団が生み出すエネルギー。物理的な熱から心理的・社会的な熱量までを横断し、写真によって可視化していきます。 本号には、Kaishu Iidaよる《祝祭劇場》シリーズも収録。演劇的かつ儀礼性を帯びたイメージ群が、「HEAT」というテーマを個人的な身体感覚から集団的な祝祭空間へと拡張します。静かな親密さと、張り詰めた空気、そして祝祭の高揚。その振幅が一冊の中で有機的に展開されます。インタビューはTaikou Kaneda (Bong Sadhu). 320ページに及ぶボリュームは、写真集のように構成された編集設計。 異なる紙質(グロス紙、ニュースプリント、非塗工紙)を組み合わせたスイス装によって、触覚的な体験も含めた「熱」を体感できる仕様となっています。 サイズ:167 × 240 mm ページ数:320ページ 製本:スイス装 紙:グロス/ニュースプリント/非塗工紙の組み合わせ エディション:通常版/ヒートリアクティブカバー仕様(特装版あり) Comment “熱”は目に見えない。しかし、写真はそれを空気として写し取ることができる。 FAR–NEAR Vol.6は、親密さと緊張、儀式と身体性、そのあいだに漂う温度を編み上げた一冊です。現代写真の現在地を体感できるエディトリアルとして、コレクションにもふさわしい内容となっています。
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ishinoko Festival Cook Book 2024
¥2,500
『ishinoko』は山々に囲まれた石川県・滝ヶ原で創出してきた、コミュニティ、自然との調和、創造的な表現を、音楽、食、アートの3つの分野を通じてお祝いする祭典となっている。滝ヶ原エリアの地域住民と国内外から集まった若きクリエイターやアーティストが一体となり、人口流出により衰退した滝ヶ原の伝統的な祭りを再定義する実験的な試みでもあります。 ------------------ その料理部門として、昨年度のフェスティバルに参加した全シェフのレシピ集の公式クックブックの取扱いを始めました。Bong SadhuメンバーのMikito Hyakunoもこのフェスティバルにイベント撮影として参加しています。 この本の収益は、毎年ishinokoフェスティバルのishinoko kitchenの企画・制作に役立てられます。ishinokoキッチンは、そのささやかな始まりから、美食と文化の交流の場となってきた。毎年招待されるシェフたちは、生産者訪問や採集ツアーを通して、この地域ならではの旬の食材について学び、地元の食材とシェフ自身の経験を織り交ぜて作られた料理を食べることで、日本の里山文化への理解を深めています。ishinoko kitchenは、一見異なる食文化や食習慣を共有することで、ダイナミックでありながら壊れやすい生態系の中で、人間であることの意味を相互理解する糧になると信じています。 The official 2024 ishinoko festival cook book is available. Our co-founder of Bong Sadhu member : Mikito Hyakuno is also participated as one of a photographer. The proceeds of each book goes toward the planning and creation of ishinoko kitchen at ishinoko festival each year. From its humble beginnings, ishinoko kitchen has been a platform for gastronomic and cultural cross-pollination. Chefs invited each year learn about the unique, seasonal ingredients of this area through producer visits and foraging excursions, and diners gain a deeper understanding of Japanese satoyama culture by consuming the dishes created from the mixing of local ingredients and chefs' own experiences. ishinoko kitchen believes that by sharing our seemingly different food cultures and practices, we feed a mutual understanding of what it means to be human within our dynamic yet fragile ecosystem. 3 days / 13 chefs 110 pages of stories, recipes, and images / A5size
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Living water tote bag with indian flower
¥2,000
コロリドコットンショルダートート ナチュラルカラーに両面にシルクスクリーンプリントを施したエコバッグ 日常使いやギフトにどうぞ。 百野幹人 写真集「水の流れ」の表紙カバーLiving water のデザインプリント 裏のインディアンフラワーはインドの壁画をスキャニングしてスクリーンの版を作成。 Artwork by 金田大巧
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TO HOLD YOUR HEARTS IN YOUR TEETH - SET MARGINS
¥4,400
世代を超えて女性たちの手によって作り続けられてきたルーマニアの民族衣装「ブラウス」は、激しい時代の変化の中でも、その独自の言語ともいえる意匠と意味を受け継いできました。本書は、そのブラウスの文化史的な伝記であり、ルーマニア北東部およびウクライナ西部における新石器時代の起源から、民俗復興の時代、共産主義体制下、そして体制崩壊後に起こった地域外への移住の歴史までをたどります。 個人的な物語と歴史研究を織り交ぜながら、本書の著者でありデザイナーでもあるシモナ・ボルティシュ=シュルツは、そうした移住の流れの中で育ったニューヨーク在住の一人として、自身の視点を重ねていきます。 『To Hold Your Heart In Your Teeth』は、逆境を生き抜いてきた幾世代もの女性たちと連帯しながら捧げられるオマージュです。生き延びるために彼女たちが生み出した衣服に宿る、女性的な強さのデザイン的特質と、その魅力を丁寧に書き留めています。 Published by SET MARGINS
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Turning Frozen Yesterdays into Fluid Now… Or How to Intervene in the Frayed Fabric of a Sequence in Morocco’s Cultural History
¥3,200
「凍った過去の昨日を流動する現在、へ・・・・・・あるいは、モロッコ文化史のほころびた織物にどのように介入するか」このエッセイは、モロッコの文化史のある一幕ー 二人の人類学者の出会いと、彼らの民衆芸術および伝統的な工芸品へのアプローチが交差する歴史ーを再考するものである。本エッセイは、キュレーターであるファティマ=ザハラ・ラクリッサによって開催された同名の展覧会(キュラトリアル・プロジェクト「School of Casablanca」〔カサブラン力:2024年11月11日~12月31日/ベルリンのifa ギャラリー:2024年2月16日~5月12日〕)に付随するもので、KWインスティテュート・フォー・コンテンポラリー・アート(ベルリン)およびシャルジャ・アート・ファンデーション(シャルジャ)が、ThinkArt(カサブランカ)、Zaman Books & Curating (パリ)、ゲーテ・インスティトゥート・モロッコと協働して立ち上げた。このエッセイおよび併設の展覧会は、カサブランカ美術学校によって刊行された隔年誌 Maghreb Art(編集は、アーテイストのファリド・ベルカヒア〔1934-2014〕、イタリア人美術史家のトニ・マライーニ〔1941-〕、オランダ人類学者のベルト・フリント[1931-2024]、そしてアーティストでありアートディレクターでもあったモハメド・ムレヒ〔1936-2020))の現代的な受容に焦点を当てている。同誌は、3号のみ刊行された美術学校のジャーナルである。 Turning Frozen Yesterdays into Fluid Now… Or How to Intervene in the Frayed Fabric of a Sequence in Morocco’s Cultural History Fatima-Zahra Lakrissa 本書は、モロッコの文化史を「連続した物語」としてではなく、断裂と編集の集積として再検討する批評的プロジェクトです。 Fatima-Zahra Lakrissaは、アーカイブ、装飾モチーフ、工芸、視覚資料を横断しながら、植民地主義以後に編成された文化的ナラティブの構造を読み解きます。タイトルにある “intervene(介入する)” という語が示す通り、本書は歴史を記述するのではなく、歴史の編成そのものに働きかける実践として構成されています。 「凍りついた昨日」とは、固定化され制度化された歴史像を指します。それに対して「流動する現在」とは、再読・再配置によって意味を変化させうる歴史の現在性です。本書は、ほころび(frayed fabric)という比喩を用いながら、文化史を均質な布ではなく、継ぎ接ぎと断裂を含む構造体として提示します。 図版とテキストのレイアウトは、単なる補助関係ではなく、視覚と言語が相互に批評装置として機能する構成。アーティストブックでありながら、ポストコロニアル理論、視覚文化研究、記憶研究の問題系と接続する内容となっています。 歴史を保存するための本ではなく、 歴史を再編集するための本。 文化史、アーカイブ研究、ポストコロニアル批評に関心のある読者に強く推薦できる一冊です。
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オアハカの動物たち - 大福書林
¥2,750
VINTAGE OAXACAN WOOD CARVING 著:岩本慎史 写真:安彦幸枝 メキシコ南部・オアハカ州で生まれた木彫りの動物たち。その初期ヴィンテージ作品を蒐集し、記録した一冊です。 本書で紹介されているのは、1950〜60年代頃に制作されたオアハカン・ウッド・カーヴィング。マチェテ(山刀)で荒々しく削り出されたフォルム、釘で留められたパーツ、そして年月とともに褪色したアニリン染料の色彩。どれもが素朴で力強く、手仕事の痕跡をそのまま残しています。 牛なのか犬なのか判然としない造形、どこか愛嬌のある表情、不揃いなバランス。それらは洗練とは異なる、土地の空気と作り手の身体性がそのまま立ち上がるような存在感を持っています。 本書には約130点のヴィンテージ作品をフルカラーで収録。写真家・安彦幸枝による丁寧な撮影を通して、一点一点の質感や色の揺らぎまで感じ取ることができます。また、日本の民藝運動を支えた濱田庄司、堀内誠一、柚木沙弥郎、柳宗理、山本教行らが愛蔵した作品も紹介されており、日本の民藝とオアハカのクラフトが響き合う背景も見えてきます。 単なる工芸カタログではなく、 「もの」が生まれた時間と土地を写し取るビジュアルブック。 民芸やフォークアート、クラフト、プリミティブな造形に関心のある方におすすめの一冊です。
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世界の民芸玩具 - 大福書林
¥3,300
世界の民芸玩具 日本玩具博物館コレクション 写真:高見知香 本書は、日本玩具博物館のコレクションを基盤に、世界各地の民芸玩具を収録したビジュアルブックです。 玩具は子どものための道具であると同時に、地域社会の美意識、宗教観、身体感覚を反映する文化的装置でもあります。木、土、布、紙といった身近な素材から生まれた造形は、洗練よりも必然性に支えられ、土地ごとの色彩や象徴体系を体現しています。 本書は、そうした民芸玩具を単なる懐古的な工芸品としてではなく、「生活の中で機能してきた造形」として提示します。祝祭、祈り、豊穣、厄除け――玩具は遊びの領域を超え、共同体の精神文化と接続してきました。 写真は、過度な演出を排し、物そのものの存在感を正面から捉えています。ひび割れた彩色、素朴な表情、アンバランスなフォルム。その不均衡こそが、工業化以前の身体的な制作行為を伝えます。 近代化の過程で失われつつある民衆の造形感覚。 本書はそれらを資料として保存するだけでなく、現在の視点から再読するためのアーカイブとして機能します。 民藝、フォークアート、文化人類学、視覚文化に関心のある読者にとって、資料性と視覚的魅力を兼ね備えた一冊です。
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Pieces of Ensemble - Mikito Hyakuno
¥3,300
"Pieces of Ensemble" Pieces of Ensembleは、地上を歩く中で出会った断片を集めた写真集です。 木の質感、時間を刻んだ石、風や移動によって形づくられた痕跡たちは、意味や美を基準に選ばれたのではなく、道の途中で、ただ出会ったものたちです。 収集と再編集のプロセスを通して、断片は次第に微かな関係性を帯びはじめます。 写真たちが並べられたとき、意図的ではなく、記憶の片隅の喜びや、「今」への注意によって立ち上がる静かなアンサンブルを形作ります。 歩くこと、出会うこと、因果の痕跡を記録し本として提示すること。 自然のマテリアルがそのままの姿で置かれることで、意味は説明されるのではなく、共有された在り方の中から立ち上がります。 Directed by Mikito Hyakuno & Sakura Fujii All Photographs made by Mikito Hyakuno Designed by Sakura Fujii Published by Bong Sadhu / Enoshima, Fujisawa Printed in Japan Pieces of Ensemble is a photobook composed of fragments encountered while walking the earth. The textures of wood, stones marked by time, and traces shaped by wind and movement were not selected for their meaning or beauty, but simply met along the way. Through the process of collecting and re-editing, these fragments gradually begin to reveal subtle relationships. When placed together, they form a quiet ensemble— emerging not from intention, but from fleeting joys held in memory and from careful attention to the present moment. Pieces of Ensemble records acts of walking, encountering, and the traces of causality. By allowing natural materials to remain as they are, meaning is not explained or imposed, but arises gently through a shared state of presence.
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湘南出身のアーティストのTaikou Kanedaと写真家の百野幹人によるパブリッシング・プラットフォーム。「アウトサイドの視点」をテーマに作家を招聘し、広大な海や自然界に寄り添う生活、ライフスタイルや「遊び」を通して得られた、独自の感性により展開されている。2025年4月より地元神奈川県藤沢市の片瀬江ノ島に Artbook & Gallery Space 「Bong Sadhu Room」をオープン。製作活動を通して地域外の人々も巻き込み、包括的で地域に根ざした表現活動を促進する役割を果たし始めている。
A publishing house funded by Taikou Kaneda (Artist) and Mikito Hyakuno (Photographer), based in Shonan, Japan.
We collect various artists for our theme, "View From Outsider." It is developed with a unique sensibility obtained through "playing" and interacting with our environment; living close to the sea and the natural world.
We opened a bookstore and gallery "Bong Sadhu Room" in the spring of 2025. It has started to function as a space for interaction, not only within the local community but also for people from outside, helping to promote a more inclusive and regionally integrated form of expression.



